会社に所属して仕事をするメリットとデメリット

昨日、iPhone OS3のスリープ時の挙動について、
3時間ぐらいかかってあれこれ調べた。


iOS4でやれば確実に実現できることなのに、
わざわざiOS3の情報を引っ掻き回すことで
人生をすり減らすのはあまり楽しいことじゃない。


そもそもなぜiOS3対応をするかというと、
世間にはまだ相当数iOS3ユーザーが残っていて、
そこもターゲットにしたいからだ。
つまり簡単な話、iOS3対応にした方が
広告効果や売り上げが見込めるからだ。


で、僕がそこに対して喜んで時間を投資できないのは、
そのメリットが自分のところまで届かないからだ。

  • ダウンロード数に応じて自分にも利益が入る
  • iOS3対応分が見積額に加算されていて、その見積増加分が自分の社内評価に反映される
  • いまどきiOS3対応までしてくれるなんて、とクライアントやユーザーから感謝される
  • 「iOS3対応の知見が豊富な開発者」の市場価値が高い


とかとか、何らかの「明確なリターン」さえあれば
レガシー対応だって前のめりにとりくめるイメージはある。


このリターンが間接的になるというのは、
会社に属して仕事をする場合の大きなデメリットのひとつ。
(もちろんダメージも間接的になるというメリットもある)