メモ

http://www.nakamurahiroki.com/2011/06/party.html

ここには、ヒントがいろいろ転がってる気がする。

伊藤さんは「BIG SHADOW」や「LOVE DISTANCE」などメディアニュートラルなアイデアを実現でき、Nike「Run Fwd」では商品そのもののサービスを、キャンペーンとしてつくることに成功しています。川村さんは「日々の音色」「映し鏡」のPVで、クリエーティブの力だけでキャズムを超えています(この言い方どうかと思いますが)。Qantaさん(清水さん)は、上記したほぼすべてをテクニカルディレクションで手がけている、真の天才。ぼくの仕事でも、突出した出来のものは、彼との仕事であることが多い。そして、原野さんは、そんなぼくらの問題意識を理解しつつ、オーガナイズできる、おそらく唯一の人間でした。

ここにあがるようなすごい人たちは、なぜすごくなったのか?
今の自分をどこまで延長してもそこに行き着くイメージが湧かない。


「いやでも目指すところはディレクターとかってわけじゃないんだよな」と思ってしまいそうだけど、でも

自分のアイデアをカタチにする仕事

という意味では同じ世界の違うレイヤーみたいなところにいるのかもしれない。


「おもしろさ」ということにおいては、なかなかに自身がありました。何故なら、ぼくのつくるものは、突出してインタラクティブだったからです。

きっとこれは、クルマ開発者からすると「すでに考えたことはある」「そんなの意味ない」と、一度通った道のように思えることでしょう。だから、ぼくたちがこういうものを提案するときには、「面白っ!」と、目からウロコが落ちるようなプロトタイプを作る必要があるかな、と思います。

ヒトの生活は、デザインの力で、すんごくよくなってきた。
これからは、インタラクティブの力で、もっと面白くなっていくはず。

「thaは、まずは3年の命だと思って仕事をした」という話を聞きました。結果、もちろんthaは3年たって下火になることはなく、新しい社屋にも移って、どんどんかっこよくなっています。「FRAMED」とか、やばいですよね。


たとえばこんな風に考えてみる。


「彼らと同じ依頼が来たら、どのような行動の違いが生まれるだろうか?」


おれ:まるっとディレクターに投げる。ディレクターに企画をまとめてきてもらって、自分はそれをつくるだけ。
彼ら:どうやったら面白いか、目的としている状態を実現可能かを検討する。考え抜く。それを実現すべく、最適な人脈にあたる。


ここで重要なことに気づく。
「どうやったら面白いか、目的としている状態を実現可能かを検討する。考え抜く。」
「それを実現すべく、最適な人脈にあたる。」
どちらも、今の自分に不可能なことじゃない。
やるかやらないかしかない。


「今はとにかく手を動かしたい」という言い訳を盾に、自分のアイデアで勝負するというプレッシャーから逃げ回ってるってことか。


でも実際に手を動かす時間はほしい。
手を動かす時間を奪うのは、人とのコミュニケーション。
「それを実現すべく、最適な人脈にあたる。」
この部分。


だったらせめて「どうやったら面白いか、目的としている状態を実現可能かを検討する。考え抜く」だけでもやったらどうか?
ここが今自分に足りないことではないか?


「考え抜く」を目標にする場合、どう定量化するか。