メモ

イデアの実現に勢いが不可欠な理由と、これを実践する4つの方法
http://www.lifehacker.jp/2011/06/110516why_idea_need_speed.html


僕がずっと考えている、モチベーションの減衰曲線は思っているよりもずっと速い、という話の裏付け。

クリーブ氏の短期記憶は数秒しかもたず、「実際にやっていなければ、ほとんどなにも記憶できない」とサックスは綴っています。しかし、クリーブ氏の音楽的な個性や演奏の持ち味は、ほとんど元のまま残っており、必要なのは「起動」させることだけだったとか。クリーブ氏は、音楽を演奏したり、合唱すると、以前の技を見事に実行。指や意識が動いている限り、美しい演奏ができたそうです。

クリエイティブなプロジェクトにおいて、私たちはクリーブ氏と何ら変わりありません。勢いがなければ、筋道を失くしてしまうのです。ヒトは、気を散漫にさせるものや挫折に極めて弱いもの。内なる批判が目覚め、あれこれ考えて成功の可能性を疑いはじめてしまいます。他の人々の要求が忍び寄り、自分の注意力や集中力に対抗することも...。やる価値がもっとあるように見える新しいアイデアが生まれ、当初のアイデアを完遂しないまま、次のものに移りたくなってしまうのです。


これは、ニュートン慣性の法則」のようなもの。運動しているものは動き続け、静止しているものはそのままとどまり続けます。言い換えれば、勢いがあれば動き続けることにそれほどの労力はいらず、むしろ、止まっているものを動かしはじめることのほうが大変というわけです。

1: 勢いを生み出すには、時間がかかることを認識する


起業家Andy Swan氏も述べている(英文)ように、もっとも典型的な間違いは、「やってもいないスタートから、高尚な目標を掲げてしまう」こと。名声や成功のイメージが頭の中を駆け巡り、高すぎる目標を設定してしまい、がっかりしてやめてしまうのです。


数キロ走ることからマラソンのトレーニングを始めるように、まずは、小さく、現実的な目標を設定することが重要です。たとえば、素晴らしいアメリカン小説を書きたいなら、ショートストーリーを書くことからはじめましょう。挑戦はすべきですが、やりすぎは禁物。達成可能な目標を設定し、小さな成功を積み重ねていくことで、勢いや自信が生まれます。

目標は、行動のゴールに置くのではなくて、行動を開始するためのスタートに置く。

3: 毎日、プロジェクトに取り組む


作家でアーティストのJoe Fig氏は、Chuck Close、Dana Schutz、Fred Tomaselli、Julie Mehretuといった画家とのインタビューまとめで、「彼らは、ひっきりなしに制作に取り組んでいるゆえ、成功しているのだろう。毎日欠かさず何かをやっている」と述べています。


勢いに関していえば、取り組んでいる長さよりも、頻度のほうがより重要でしょう。プロジェクトにあてられる時間が一日たった一時間でも、これによって目標と現時点での進捗度合いを意識し続けることができます。ときには、できない日もあるかもしれませんが、意識して毎日取り組んでいれば、プロジェクトはきちんと進行するでしょう。

確かに、ブログ更新において量を書けば質を下げてもよいという代替案を自分に出せたおかげで、更新を軌道にのせることができた。(勢いをつけることに成功した)

4: 勢いがついたら、心配しない


スキーで丘を滑り降りるときのように、勢いがつくと恐れを感じるもの。制御不能になるんじゃないか? 速すぎて自分自身がついていけないのではないか? といった不安に駆られるのです。


この点について、Seth Godin氏は「私たちの多くは勢いを恐れる。プロジェクトを立ち上げるとき、新しい仕事に取り掛かるとき、これがコントロール不能になるのではないかと感じてしまいがち。とにかく落ち着こう。この抗しがたい反応は、『爬虫類脳(lizard brain)』への警告で、抑止できる」と述べています。

この話は、僕が「企画に口を出すようになれば責任が生じ、結局全てを自分が受け持つ方向にいってしまい、まわせなくなる」と思っている件か。それとも、「毎日更新したら、このブログは毎日更新するのを目標としているのか、と勘違いされ、毎日更新しなくなったときに、続けることのできないやつだ、という評価をされてしまうのではないか」と思う件と同じか。