メモ

本当に世界的なwebサービスをつくりたいなら日本にいるべきと思う理由
http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090519/1242707787

米国人だってバカじゃないんだからすてきなアイデアは米国人だって思いつくわけです。すてきなビジネスアイデアを思いついた日本人が米国で起業するというのと、同じようなすてきなビジネスアイデアを思いついた米国人と、どっちが成功確率高いでしょうか?


米国人でも成功確率低いギャンブルにハンデキャップを背負って真っ向から参戦するわけだから、そのままでは勝てるわけがありません。日本人だからこそ、そのギャンブルに参戦して有利なポイントというのがなければいけないはずです。現実にはそういうのなしに、言語的、文化的なハンデキャップとかだけを背負って戦っているわけです。勝てるわけがない。


確かに!



米国で起業するのであれば、日本人であることを強みに変えないとだめでしょう。その点、はなから、米国でビジネスをするのではなく、日本と米国の情報ギャップを利用して日米間でコンサルタント、中間業者として、うま味を吸おうとしているひとたちのほうが圧倒的に正しい。まじめにネットサービスを米国で立ち上げようというのは、踊らされているだけです。


本場の米国にいってガチで成功をめざすには、結局、米国人になるしかない。それでもやっと対等の場にたてるだけです。

世界に通用した日本のものって、結局、日本で流行ったモノです。アーケードゲームしかり、コンソールゲームしかり、カラオケ、アニメ、マンガ、家電、自動車。すべて国内に市場があり、そこで日本独自の進化をしたものが、気がついたら国際競争力をもっていて海外でも挑戦できたのです。


日本人が世界にwebサービスをもっていきたいなら、日本独自のものをつくらないといけない。それはたんなる脳内にあるすてきなアイデアレベルじゃだめなのです。アイデアだけで米国で成功できるなら、それは米国人がやれたはずです。それは日本のカルチャー、ユーザー、マーケットによって支えられたあるノウハウの集大成でなければなりません。


もちろん、それは海外のアイデアをそのままもってきただけのものじゃ、逆輸出はできません。日本独自の進化をとげたものでなくてはならず、海外の動向はもちろんウォッチしなければいけませんが、それは真似るためじゃなくて、違うことをやるためです。

  • ここで語られていることの本質は、ちゃんといいもの作れ、ということ。そしていいものつくるには、よくわからない言語、よくわからない文化っていうやせた土壌の上では貧弱な進化しかできないでしょ、ということ。納得。